妊娠中に食べてはいけないもの一覧|避けるべき食品と理由を徹底解説

Information

妊娠中に食べてはいけないもの一覧
避けるべき食品と理由を
徹底解説

更新 2026.04.26
本記事は、厚生労働省・食品安全委員会・日本産科婦人科学会の公開情報をもとに、Amaria編集部が作成しています。情報提供を目的としており、医療アドバイスの代替となるものではありません。個別の食品に関する不安は、産婦人科医にご相談ください。

妊娠がわかったとたん、「これ食べていいの?」と迷う場面が一気に増えますよね。お寿司・コーヒー・ナチュラルチーズ・生ハム——普段何気なく食べていたものが、急に不安になってくる。

この記事では、妊娠中に避けるべき食品・その理由・どれくらいならOKなのか・食べてしまったときの対処法まで、公的機関の情報をもとに正確にお伝えします。「何となくダメそう」ではなく、「なぜダメなのか」を理解することで、日常生活の判断がしやすくなります🌿

1. 妊娠中の食事で気をつけるべき理由

妊娠中に特定の食品を避けるべき主な理由は3つあります。妊娠中は免疫機能が変化しているため、通常より食中毒にかかりやすい状態です。また、胎盤を通じて多くの物質が赤ちゃんに届くため、ママが食べたものの影響が直接出ることがあります。

理由具体的なリスク
食中毒・感染症リステリア菌・トキソプラズマなどが胎児に影響することがある
有害物質の蓄積水銀・ビタミンA過剰など、胎児の発育に影響することがある
薬理作用アルコール・カフェインが胎児に直接影響することがある

2. 絶対に避けるべきもの

① アルコール

アルコールは胎盤を通過して赤ちゃんに直接届きます。「少量なら大丈夫」という安全な量は確認されていないため、妊娠中は完全に避けることが推奨されています。

⚠ リスク:胎児性アルコールスペクトラム障害(FASD)・流産・早産・低出生体重

ビール・ワイン・日本酒・焼酎・カクテルなど、種類を問わず全てのアルコールが対象です。ノンアルコール飲料でも微量のアルコールを含む場合があるため、注意してください。

② 生の魚介類(高リスクのもの)

食品リスク注意点
生牡蠣ノロウイルス特にリスクが高い・加熱したものを
生のいか・たこアニサキス加熱すれば食べられる
生のレバーカンピロバクター加熱すれば食べられる
スモークサーモンリステリア菌加熱していないものは避ける
お寿司・刺身は?

完全にNGではありませんが、免疫が落ちている妊娠中は食中毒リスクが通常より高いため、できれば控えめにするのが安心です。特に生牡蠣・生のいか・生のレバーは避けてください。

編集部
編集部
Amaria Editor 「お寿司が食べたい!」というのは妊婦さんあるあるです。どうしても食べたいときは、新鮮な信頼できるお店で・少量を選ぶのが現実的な対応です🌿

③ ナチュラルチーズ(非加熱のもの)

リステリア菌は冷蔵庫の温度でも増殖し、妊婦・胎児に深刻な影響を与えることがあります。

× 避けるべきチーズ ○ 食べてOKなチーズ
カマンベール プロセスチーズ(6Pチーズなど)
ブリー クリームチーズ(加熱済み)
ゴルゴンゾーラ モッツァレラ(加熱済み)
ロックフォール カッテージチーズ
フェタ パルメザン(粉チーズ)
編集部
編集部
Amaria Editor ピザやグラタンのとろけたチーズはOK。加熱されていれば問題ありません。コンビニのプロセスチーズも安心です🌿

④ 生ハム・サラミなどの非加熱の肉加工品

⚠ リスク:リステリア菌・トキソプラズマ

生ハム・サラミ・パテ・レバームース(非加熱)は避けてください。加熱されたハム・ベーコン・ウインナーはOKです。

⑤ 生肉・半生肉

⚠ リスク:トキソプラズマ・カンピロバクター・O157など

ユッケ・レアのステーキ・半生のハンバーグは避けてください。中心部まで十分に加熱されたものはOKです(中心温度75℃以上・1分以上)。

3. 量に気をつけるべきもの

① カフェイン

カフェインは胎盤を通過し、赤ちゃんの体内での代謝が遅いため蓄積しやすいとされています。WHO推奨:妊娠中のカフェイン摂取は1日200mg以下。

飲み物カフェイン量の目安
コーヒー(1杯・150ml)約90〜100mg
紅茶(1杯・150ml)約30〜50mg
緑茶(1杯・150ml)約20〜30mg
ほうじ茶(1杯)約20mg
コーラ(350ml)約35mg
エナジードリンク(250ml)約80mg以上
チョコレート(50g)約25mg
編集部
編集部
Amaria Editor 「コーヒーを完全にやめなきゃ」と思わなくて大丈夫。1日1〜2杯を楽しむくらいなら問題ありません。でもエナジードリンクは1缶でほぼ上限に達することもあるので注意が必要です🌿

② 大型魚(水銀を多く含む魚)

食物連鎖の上位にいる大型魚ほど、水銀が蓄積されやすいとされています。

魚の種類注意の目安(厚生労働省)
マグロ(本まぐろ・みなみまぐろ)週1回・80g程度まで
メカジキ週1回・80g程度まで
キンメダイ週1回・80g程度まで
クロマグロ(本まぐろ)週1回・80g程度まで
安心して食べられる魚

サーモン・タイ・ヒラメ・カレイ・サバ・アジ・イワシ・サンマ・ツナ缶(まぐろ・かつお)は水銀量が少なく安心して食べられます。

編集部
編集部
Amaria Editor お寿司のマグロを少し食べる程度なら神経質になりすぎなくて大丈夫。「毎日マグロのお刺身を大量に食べる」という状況でなければ、過度に心配しなくてOKです🌿

③ ビタミンA(過剰摂取)

食品注意点
鶏・牛・豚レバー週1回程度を目安に(ビタミンAが非常に多い)
ビタミンAを含むサプリ摂取量を確認・妊婦用でないサプリは注意
野菜・果物のβ-カロテンはOK

緑黄色野菜などに含まれるβ-カロテンは過剰摂取の心配がほぼないため、積極的に食べてOKです。

4. 調理法に気をつけるべきもの

注意点具体的な対策
生食を避ける肉・魚・卵は中心まで加熱する
食品の保存冷蔵庫での長期保存を避ける・消費期限を守る
手洗い調理前・食事前は必ず石けんで手洗い
まな板・包丁の管理生肉・魚を扱った後は洗浄・消毒を
外食衛生管理が不安な店では生ものを避ける

5. 食べてしまったときはどうする?

「うっかり食べてしまった…」と焦っているあなたへ。まず深呼吸してください。一回食べただけで深刻な影響が出るケースはごくまれです。

食べてしまったもの対処法
アルコール(少量・気づかなかった)次から気をつける・不安なら産婦人科に相談
生魚・生肉体調の変化(発熱・腹痛・嘔吐)を観察・症状があれば受診
カフェインを多く摂ったその日は以降を控える・毎日の習慣を見直す
ナチュラルチーズ体調の変化を観察・発熱・腹痛があれば受診
マグロを少し多く食べた翌週から量を意識する
編集部
編集部
Amaria Editor 「食べてしまった!どうしよう!」と深夜にパニックになる方、本当に多いです。一度食べたくらいで赤ちゃんに深刻な影響が出ることはほとんどありません。不安が続くようなら、次の健診のときに先生に話してみてください🌿

6. 妊娠中でも安心して食べられるもの

避けるものが多くて「何も食べられない…」と思った方へ。安心して食べられるものもたくさんあります🌿

積極的に食べてほしいもの
野菜・果物(葉酸・ビタミン・食物繊維)
豆腐・納豆・豆類(たんぱく質・葉酸)
魚(サーモン・アジ・サバ・イワシなど・加熱調理で)
乳製品(プロセスチーズ・ヨーグルト・牛乳)
卵(完全に加熱したもの)
鶏肉・豚肉・牛肉(中心まで加熱したもの)
海藻類(ヨウ素を含む・食べすぎに注意)

7. Amariaまとめ

「完璧な食事より、続けられる食事を」

妊娠中の食事管理は大切ですが、「何も食べられない…」と追い詰められる必要はありません。基本は「加熱する・新鮮なものを選ぶ・量を意識する」この3つだけ。つわりで食べられないときは、食べられるものを食べればOKです🌿

  • アルコールは妊娠中に安全な量はなし。完全に避ける
  • 生牡蠣・生のいか・生のレバー・非加熱の生ハムは避ける
  • ナチュラルチーズ(カマンベール・ブリーなど)はリステリア菌リスクあり
  • カフェインは1日200mg以下(コーヒー1〜2杯程度)が目安
  • 大型魚(マグロ・メカジキなど)は週1回・80g程度まで
  • 食べてしまっても一度だけなら深刻な影響はほぼない。不安なら健診で相談

Amariaはいつも、あなたの隣にいます🌸

8. よくある質問(Q&A)

Q
ノンアルコールビールは飲んでいいですか?
A
多くのノンアルコール飲料には微量のアルコール(1%未満)が含まれています。「完全にアルコールフリー」と記載されたものであれば問題ないとされますが、心配な場合は産婦人科医に確認してください。
Q
カフェインゼロのコーヒーは飲んでいいですか?
A
デカフェ・カフェインレスのコーヒーはカフェインがほぼ除去されているため妊娠中でも飲めます。ただし完全にゼロではないものもあるので、飲みすぎには注意してください。
Q
妊娠中にお寿司は全く食べられませんか?
A
全くNGではありませんが、免疫が低下している妊娠中は食中毒リスクが高まります。信頼できる新鮮なお店で・量を控えめに・生牡蠣・生のいかなどは避けるのが安心です。
Q
ハーブティーは飲んでいいですか?
A
ハーブの種類によっては妊娠中に避けるべきものがあります(ペニーロイヤルミント・セージ・タンジーなど)。妊婦向けと明記されたブレンドを選ぶか、産婦人科医に確認してください。ルイボスティー・ほうじ茶・麦茶は比較的安心とされています。
Q
外食が多い場合はどうすれば?
A
「加熱されたものを選ぶ」「生ものを避ける」「新鮮なお店を選ぶ」を意識するだけで十分です。神経質になりすぎずに、できる範囲で気をつけましょう。

9. 次に読む記事

⚠ 免責事項・医療に関するご注意
本記事はAmaria編集部が、厚生労働省・食品安全委員会・日本産科婦人科学会・WHO・e-ヘルスネットの公開情報をもとに作成した情報提供記事です。個人の医療判断・診断・治療の代替となるものではありません。食事に関するご不安は、産婦人科医にご相談ください。
References
  • 厚生労働省「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」www.mhlw.go.jp
  • 厚生労働省「リステリアによる食中毒」www.mhlw.go.jp
  • 食品安全委員会「妊婦のための食の安全」www.fsc.go.jp
  • WHO「妊娠中のカフェイン摂取について」
  • 日本産科婦人科学会 一般向け情報
上部へスクロール