妊娠初期症状とは?5〜15週に起こる体の変化と過ごし方を徹底解説

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妊娠初期症状とは?
5〜15週に起こる体の変化と
過ごし方を徹底解説

更新 2026.04.26
本記事は、厚生労働省・日本産科婦人科学会の公開情報をもとに、Amaria編集部が作成しています。情報提供を目的としており、医療アドバイスの代替となるものではありません。気になる症状がある場合は、必ず産婦人科医にご相談ください。

妊娠検査薬で陽性が出たあの瞬間——うれしさと同時に、体の変化への不安も始まりましたよね。つわりで食べられない、眠くて仕事にならない、少し出血があって怖い…。初めての妊娠なら特に、「これって普通?」「病院に行くべき?」と心配になることがたくさんあると思います。

この記事では、妊娠初期(主に5〜15週ごろ)に起こる症状の種類・原因・対処法・受診の目安を、公的機関の情報をもとにわかりやすくお伝えします。不安なあなたの気持ちに、少しでも寄り添えたら嬉しいです🌿

1. 妊娠初期とはいつのこと?

妊娠期間は大きく3つに分かれています。

時期 週数 主な特徴
妊娠初期 0〜15週 つわり・流産リスクが高い時期
妊娠中期 16〜27週 体が安定してくる時期
妊娠後期 28〜40週 お腹が大きくなる・出産準備期

妊娠初期の中でも、症状が最も強く出やすいのは5〜12週ごろ。つわりのピークもこの時期に重なることが多いです。

⚠ 流産リスクについて

妊娠初期は流産のリスクが最も高い時期です。全妊娠の約15%が流産に至るとされており(日本産科婦人科学会)、その多くは妊娠12週未満に起こります。だからこそ、この時期は無理をせず、体を大切にすることが重要です。

2. なぜ症状が起こるの?原因を解説

妊娠初期症状の主な原因は、ホルモンバランスの急激な変化です。

hCG
着床後から急増し、妊娠8〜10週ごろにピークを迎えます。つわりの主な原因と考えられており、hCGが下がり始める妊娠12〜15週ごろにつわりが落ち着く方が多いです
プロゲステロン
妊娠を維持するために増加し続けます。眠気・だるさ・便秘・むくみなどを引き起こします
エストロゲン
胸の張り・肌荒れ・感情の波などに関わります
編集部
編集部
Amaria Editor 「つわりがひどい=赤ちゃんが元気」とよく言われますが、実は医学的な根拠は明確ではありません。つわりが軽くても、赤ちゃんはしっかり育っていますよ🌿

3. 妊娠初期症状の種類一覧

症状 出やすい時期 感じ方の例
つわり(吐き気・嘔吐) 5〜15週 朝・空腹時に気持ち悪い
眠気・倦怠感 初期を通じて 起き上がれない・夕方ぐったり
胸の張り・敏感さ 初期を通じて ブラが痛い・乳首が敏感
頻尿 初期〜後期 トイレが近い
便秘 初期を通じて お腹が張る・出ない
頭痛 ホルモン変化時 こめかみが重い
腹痛・張り 子宮の成長時 引っ張られる感覚
出血 着床時・初期 少量のピンク・茶色
匂いへの敏感さ 5〜15週 料理の匂いが苦手になる
食欲の変化 5〜15週 食べられない/特定のものだけ食べたい
肌荒れ・ニキビ 初期を通じて 急に肌が荒れる
情緒不安定 初期を通じて 急に泣けてくる・イライラ

4. 症状別・詳しい解説と対処法

① つわり(吐き気・嘔吐)

妊娠初期を代表する症状です。吐き気・嘔吐・食欲不振などが起こります。

始まる時期
妊娠5〜6週ごろから始まり、8〜10週にピークを迎えることが多い
落ち着く時期
妊娠12〜15週ごろに落ち着くことが多い。ただし個人差あり
悪化しやすい状況
朝・空腹時・特定の匂いで悪化しやすい
対処法
空腹を避ける(少量を何度も食べる)
食べられるものだけ食べてOK(栄養バランスは後から整える)
冷たい・さっぱりしたものが食べやすいことが多い
水分だけはしっかり摂る
⚠ 妊娠悪阻(おそ)について

食事も水分もほとんど摂れない・体重が急激に減った場合は「妊娠悪阻」の可能性があります。点滴治療が必要なこともあるので、早めに受診してください。

編集部
編集部
Amaria Editor 「つわり中に好きなものが食べられない」って本当につらいですよね。「食べなきゃ」と焦らなくて大丈夫。この時期の赤ちゃんはまだとても小さく、ママの蓄えから栄養をもらっています🌿

② 眠気・倦怠感

「眠くて眠くて、何もできない」——これは妊娠初期のあるある症状のひとつです。プロゲステロンの増加が原因で、体が常に「休め」というサインを出しています。

対処法
眠れるときに眠る
昼寝を積極的に取り入れる
仕事中は上司・同僚に相談することも選択肢のひとつ

③ 胸の張り・敏感さ

エストロゲン・プロゲステロンの影響で乳腺が発達し始め、胸が張ったり敏感になったりします。

対処法
刺激の少ないブラジャーやノンワイヤーに変える
締め付けを減らすだけで楽になることが多い

④ 頻尿

妊娠初期のホルモン変化で腎臓の働きが活発になり、尿量が増えます。妊娠中期以降は子宮が膀胱を圧迫することでさらに頻尿になりやすいです。

Point

水分を減らそうとしないでください。脱水は赤ちゃんにとっても危険です。夜間の頻尿が辛い場合は産婦人科に相談しましょう。

⑤ 便秘

プロゲステロンが腸の動きを遅くするため、便秘になりやすくなります。

対処法
水分をしっかり摂る
食物繊維を意識する(食べられる範囲で)
市販の便秘薬は妊娠中に使えないものがあるため、産婦人科に相談を

⑥ 腹痛・お腹の張り

子宮が急速に大きくなることで、周りの靭帯が引っ張られ、痛みや違和感が出ることがあります。「チクチクする」「重い感じ」という表現をされる方が多いです。

⚠ 注意

強い腹痛・大量出血・発熱を伴う場合はすぐに受診してください。

⑦ 出血

妊娠初期の出血は、原因によって対応が大きく異なります。

出血の状況 考えられる原因 対応
少量・茶色・すぐ止まる 着床出血・ホルモン変化 様子を見る(不安なら受診)
鮮血・量が多い 流産の兆候・子宮外妊娠など すぐに受診
腹痛を伴う出血 切迫流産・子宮外妊娠 緊急受診
⚠ 出血があったら

出血があったら、まず産婦人科に電話で相談することをおすすめします。

編集部
編集部
Amaria Editor 「出血があって怖くて検索した」という方、本当に多いです。少量で茶色いなら様子を見ることも多いですが、不安なら電話一本するだけで気持ちが楽になります。遠慮なく相談してください🌿

⑧ 匂いへの敏感さ・食欲の変化

料理の匂い・タバコ・香水など、今まで平気だったものが急に苦手になることがあります。また「これしか食べられない」「全く食欲がない」というケースも。

対処法
苦手な匂いの環境を避ける
換気をする・マスクをつける
パートナーや家族に料理を頼む・宅配を活用する

⑨ 情緒不安定

「急に涙が出る」「些細なことでイライラする」——これもホルモン変化による正常な反応です。自分を責めないでください。あなたがおかしいのではなく、体が大きな変化に対応しようとしているサインです。

編集部
編集部
Amaria Editor 「妊娠してうれしいはずなのに、なぜか落ち込む」という複雑な気持ちを抱える方もいます。それも自然なこと。パートナーや信頼できる人に気持ちを話してみてくださいね🌿

5. 妊娠初期に「要注意」な症状

以下の症状が出た場合は、すぐに産婦人科を受診してください

症状 考えられる原因
大量の出血+強い腹痛 切迫流産・流産・子宮外妊娠
片側の強い腹痛 子宮外妊娠
高熱(38度以上) 感染症など
食事・水分が全く摂れない 妊娠悪阻
強いめまい・失神 貧血・血圧の問題など
顔・手足のむくみ+頭痛 妊娠高血圧症候群(初期はまれだが注意)
Point

「大げさかな」と思っても、受診することは恥ずかしくありません。産婦人科医はこういった相談を毎日受けています。気になったら迷わず連絡してください。

6. 妊娠初期の病院受診スケジュール

時期 受診内容
妊娠4〜6週ごろ 妊娠確認・子宮外妊娠の確認
妊娠8〜10週ごろ 心拍確認・母子手帳の取得時期
妊娠11〜13週ごろ NT検査(希望者)・初期スクリーニング
妊娠14〜15週ごろ 初期の終わり・安定期へ
編集部
編集部
Amaria Editor 妊娠が確認できたら、母子手帳は早めに取得しましょう。自治体によって手続き方法が異なりますが、妊娠届出書を提出すると受け取れます🌿

7. 妊娠初期の過ごし方・気をつけること

今日から意識したいこと
葉酸を摂り続ける——妊娠初期(〜3ヶ月)は特に重要。厚生労働省推奨は1日400μg。サプリで補うのがおすすめです。
アルコール・タバコは完全にやめる——胎児への影響が明確にあります。妊娠が確定したら直ちに中止を。
生魚・生肉・高リスク食品に注意する——リステリア菌・トキソプラズマのリスクがあります。生ハム・スモークサーモン・生牡蠣などは控えめに。
カフェインを控える——1日200mg以下(コーヒー約1〜2杯)を目安に(WHO推奨)。
激しい運動を避ける——ウォーキング程度の軽い運動はOK。激しいスポーツや重いものを持つことは控えて。
薬の服用は必ず医師に相談する——市販薬でも妊娠初期に避けるべきものがあります。自己判断で飲まないことが大切です。
無理をしない・助けを求める——つわりがひどくて仕事を休めない場合も、体が優先です。母性健康管理指導事項連絡カードの活用も選択肢のひとつです。

8. Amariaまとめ

「妊娠初期は、体も心も、全力で変化している時期」

つわりがつらくても、眠くて動けなくても——それはあなたの体が、新しい命のために一生懸命働いているサインです。「こんなにしんどいのに大丈夫?」と不安になることもあると思います。でも、不安を感じること自体、赤ちゃんへの愛情の表れだとAmariaは思います。

  • 妊娠初期は0〜15週。症状のピークは5〜12週ごろ
  • 症状の原因はhCG・プロゲステロン・エストロゲンのホルモン変化
  • つわり・眠気・胸の張り・頻尿・便秘・出血など12種類の症状が代表的
  • 大量出血・強い腹痛・片側腹痛・発熱などはすぐに受診
  • 葉酸・禁酒禁煙・食品注意・薬の確認など、この時期の過ごし方が大切
  • 無理しないでいい。休んでいい。助けを求めていい

あなたは一人じゃないです🌸

9. よくある質問(Q&A)

Q
つわりはいつまで続きますか?
A
多くの方は妊娠12〜15週ごろに落ち着きます。ただし個人差があり、妊娠中を通じてつわりが続く方もいます。
Q
つわりが突然なくなりました。大丈夫ですか?
A
つわりが自然に軽くなることはよくあります。ただし急に症状が消え、他に不安な症状がある場合は受診して確認するのが安心です。
Q
妊娠初期に旅行してもいいですか?
A
体調が安定していれば短距離の旅行は可能なことも多いですが、長距離・海外旅行は産婦人科医に相談してから決めましょう。
Q
妊娠初期に運動してもいいですか?
A
ウォーキングや軽いストレッチ程度はOKなことが多いですが、激しい運動は避けてください。主治医に相談するのが一番安心です。
Q
妊娠初期に性行為はしていいですか?
A
切迫流産などのリスクがない場合、禁止ではないことが多いですが、産婦人科医に確認してください。
# 妊娠超初期症状 # 妊娠検査薬 # 妊娠週別体の変化
⚠ 免責事項・医療に関するご注意
本記事はAmaria編集部が、厚生労働省・日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会・e-ヘルスネット・WHOの公開情報をもとに作成した情報提供記事です。個人の医療判断・診断・治療の代替となるものではありません。記事内の情報は作成時点のものであり、最新情報と異なる場合があります。気になる症状がある場合は、必ず産婦人科医にご相談ください。
References
  • 厚生労働省「妊娠・出産について」www.mhlw.go.jp
  • 日本産科婦人科学会「妊娠の知識・流産について」www.jsog.or.jp
  • e-ヘルスネット(厚生労働省)「妊娠中の食事・葉酸」
  • WHO「妊娠中のカフェイン摂取について」
  • 日本産婦人科医会 一般向け情報
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