妊娠中の病院受診スケジュール
初診から出産まで
時期別に徹底解説
妊娠検査薬で陽性が出た。でも——「病院にはいつ行けばいいの?」「健診って何をするの?」「費用はいくらかかるの?」はじめての妊娠なら、わからないことだらけですよね。
この記事では、妊娠初診から出産まで、受診のタイミング・健診の内容・検査の種類・費用の目安を、時期ごとにわかりやすく解説します。「次に何をすればいいか」が一目でわかるお守り記事として、ぜひ活用してください🌿
1. 妊娠したら最初にすること
| やること | タイミング | ポイント |
|---|---|---|
| 産婦人科に予約を入れる | 陽性が出たらすぐ | 妊娠5〜6週ごろの受診が目安 |
| 葉酸サプリを始める | 今すぐ | 1日400μg・食事と一緒に |
| アルコール・タバコをやめる | 今すぐ | 妊娠がわかった時点で直ちに |
| 母子手帳を取得する | 妊娠届出後 | 市区町村の窓口で |
| 職場への報告を検討する | 体調に応じて | 義務はないが早めが安心なことも |

2. 初診はいつ・どこへ行く?
初診の目安は妊娠5〜6週ごろ(生理予定日から1〜2週間後)です。早すぎると胎嚢が確認できないことがあります。
| 週数 | エコーで確認できること |
|---|---|
| 4〜5週 | 胎嚢(確認できない場合もある) |
| 6週ごろ | 心拍(確認できない場合もある) |
| 7〜8週 | 心拍・赤ちゃんの形 |

どこへ行く?
| 施設の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 産婦人科クリニック(個人病院) | 待ち時間が少ない・アットホームな雰囲気が多い |
| 総合病院の産婦人科 | ハイリスク妊娠・合併症がある場合に安心 |
| 助産院 | 自然分娩を希望する方向け・リスクが低い妊娠に限る |
人気の産院は分娩予約が早めに埋まることがあります。出産を希望する産院が決まっている場合は、早めに連絡してみてください。
3. 妊婦健診のスケジュール全体像
| 時期 | 週数 | 受診頻度 |
|---|---|---|
| 妊娠初期 | 〜23週 | 4週に1回 |
| 妊娠中期 | 24〜35週 | 2週に1回 |
| 妊娠後期 | 36週〜出産 | 1週に1回 |
妊娠期間を通じて、合計14回程度の健診が標準とされています(自治体によって補助券の枚数は異なります)。
4. 時期別・健診内容と検査の詳細
- 経腟エコーで胎嚢・心拍の確認
- 子宮外妊娠の確認
- 問診(既往歴・月経周期・最終月経日など)
- 血圧・体重・尿検査
| 初診の血液検査項目 | 目的 |
|---|---|
| 血液型・Rh因子 | 輸血・新生児溶血性疾患の予防 |
| 血算(貧血の確認) | 妊娠中の貧血チェック |
| 風疹抗体 | 妊娠中の風疹感染リスク確認 |
| 梅毒・HIV検査 | 母子感染の予防 |
| B型・C型肝炎 | 母子感染の予防 |
| 血糖値 | 妊娠糖尿病の早期発見 |
| 甲状腺機能 | 流産・早産リスクと関連 |
| トキソプラズマ | 感染リスクの確認(施設による) |
| クラミジア | 性感染症の確認 |

- 心拍・赤ちゃんの成長確認
- 腹部エコーへの移行(時期は施設による)
- NT検査(希望者・11〜13週)
- 出生前診断の説明・相談(希望者)
赤ちゃんの首のうしろのむくみ(NT)を測定し、染色体異常のリスクを評価する検査です。希望者のみ行います。
| 出生前診断の種類 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| NIPT(非侵襲性出生前検査) | 10週〜 | 母体血液で染色体を調べる・精度が高い |
| 母体血清マーカー検査 | 15〜18週 | 血液検査・確定診断ではない |
| 羊水検査 | 15〜18週 | 確定診断が可能・流産リスクがわずかにある |
受けるかどうかはパートナーとよく話し合い、遺伝カウンセリングを利用することをおすすめします。
- 赤ちゃんの成長・羊水量の確認
- 胎盤の位置確認(前置胎盤のチェック)
- 性別確認(確認できない場合もある)
- 胎動の有無を確認し始める
- 赤ちゃんの各臓器の形態確認(脳・心臓・腎臓・脊椎・四肢など)
- 赤ちゃんの大きさ・体重推定
- 羊水量・胎盤の位置

| 24〜28週ごろの追加検査 | 目的 |
|---|---|
| 妊娠糖尿病スクリーニング | 50gブドウ糖負荷試験(施設により異なる) |
| 貧血検査(再検) | 鉄欠乏性貧血の確認 |
| 子宮頸管長の測定 | 早産リスクの確認 |
- 赤ちゃんの成長・推定体重
- 胎位(頭位か逆子か)の確認
- 胎盤・羊水の確認
- ノンストレステスト(NST):赤ちゃんの心拍変化を確認(施設・時期による)
- 赤ちゃんの位置・下降度の確認
- 子宮口の開き具合(内診)
- NSTによる赤ちゃんの状態確認
- 出産に向けた最終確認
| 後期の追加検査 | 時期 | 内容 |
|---|---|---|
| GBS(B群溶連菌)検査 | 33〜37週 | 産道感染の予防 |
| 血液検査(再検) | 施設による | 貧血・血小板など |

5. 妊婦健診の費用と補助券の使い方
健診は基本的に保険適用外(自費)です。ただし、自治体から妊婦健診補助券が交付されます。
| 健診の種類 | 自費の目安 |
|---|---|
| 初診(エコー・血液検査含む) | 5,000〜20,000円程度 |
| 通常健診(エコーのみ) | 3,000〜5,000円程度 |
| 血液検査あり | +3,000〜8,000円程度 |
| NSTあり | +1,000〜2,000円程度 |
費用は医療機関・地域によって大きく異なります。あくまでも目安としてご参照ください。
妊婦健診補助券について
追加の血液検査・NIPTなど任意検査、補助額を超えた分、他都道府県の施設(補助額が異なる場合)は自費になることがあります。

6. 母子手帳の取得について
妊娠が確認できたら、市区町村の窓口(または一部はオンライン)に妊娠届出書を提出し、母子手帳を取得します。取得の目安は妊娠8〜12週ごろが一般的です。
妊婦健診補助券・各種サービスの案内(産前産後サポート・育児支援など)。自治体によってはギフト・クーポンなども。

7. こんなときはすぐ受診して
健診の予定日でなくても、以下の症状が出たらすぐに産院に連絡してください。
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 大量の出血 | 切迫流産・前置胎盤・常位胎盤早期剥離など |
| 強い腹痛 | 切迫早産・常位胎盤早期剥離など |
| 破水感(さらさらした液体が流れる) | 早期破水 |
| 胎動が急に減った・なくなった | 胎児機能不全など |
| 激しい頭痛・むくみ・視野の変化 | 妊娠高血圧症候群など |
| 高熱(38度以上) | 感染症など |
「大げさかな」と思っても、迷ったらまず産院に電話してください。症状を伝えるだけで適切な指示をもらえます。
8. Amariaまとめ
「健診は赤ちゃんとの定期的なデート」
4週に1回、2週に1回、週1回——健診のたびに赤ちゃんの成長を確認できる、特別な時間です。「また行かなきゃ」ではなく、「また会える」と思えると、少し気持ちが変わるかもしれません🌿
- 初診の目安は妊娠5〜6週ごろ(生理予定日から1〜2週間後)
- 健診頻度:初期4週に1回→中期2週に1回→後期週1回、合計14回程度
- 初診では血液型・貧血・感染症など多数の血液検査を行う
- 出生前診断(NIPT・羊水検査など)は任意。よく話し合って決める
- 妊婦健診補助券は14回分(自治体による)。忘れずに毎回持参
- 出血・強い腹痛・破水・胎動減少は迷わず産院に連絡
Amariaはいつも、あなたの隣にいます🌸
9. よくある質問(Q&A)
10. 次に読む記事
- 厚生労働省「妊婦健康診査の公費負担について」www.mhlw.go.jp
- 日本産科婦人科学会「妊婦健診・検査について」www.jsog.or.jp
- e-ヘルスネット(厚生労働省)「妊娠中の健康管理」
- 日本産婦人科医会 一般向け情報
- 厚生労働省「妊娠・出産をサポートする女性にやさしい職場づくりナビ」
