出産の流れ|陣痛〜分娩〜入院退院まで時期別に徹底解説

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出産の流れ
陣痛〜分娩〜入院退院まで
時期別に徹底解説

更新 2026.04.26
本記事は、厚生労働省・日本産科婦人科学会の公開情報をもとに、Amaria編集部が作成しています。出産の流れは個人差が非常に大きく、施設・分娩方法によっても異なります。詳細は担当の産婦人科医・助産師にご確認ください。

「出産って、実際どんな流れなんだろう?」陣痛が来たらまず何をする?病院にはいつ行けばいい?分娩室では何が起きているの?産後の入院中はどう過ごすの?

初めての出産は、わからないことだらけで当然です。この記事では、陣痛が始まってから退院するまでの出産の全体的な流れを、時期ごとにわかりやすく解説します。「何が起きるかわかっている」だけで、当日の安心感が全然違います。お守りとして読んでみてください🌿

1. 出産が始まるサイン

出産が近づくと、以下のサインが現れることがあります。すべてのサインが揃うとは限りません。

サイン特徴対応
おしるし血の混じったおりものすぐ病院に行く必要なし・様子を見る
前駆陣痛不規則なお腹の張り規則的になるまで様子を見る
破水羊水が流れ出すすぐ産院に電話・横になって向かう
本陣痛規則的で強くなる痛み間隔が10分以内になったら産院に連絡
編集部
編集部
Amaria Editor おしるし・前駆陣痛・破水・本陣痛それぞれの詳しい見分け方は、別記事で詳しく解説しています。→おしるし・前駆陣痛・破水とは?出産が近いサインを徹底解説🌿

2. 陣痛が来たらまずすること

陣痛の間隔を計る

痛みが始まった時刻から、次の痛みが始まった時刻までを計ります。スマートフォンの陣痛計測アプリを活用すると便利です。

対象連絡タイミング
初産婦陣痛間隔が10分以内になったら
経産婦陣痛間隔が15〜20分になったら(出産が早い傾向)
破水した場合すぐに連絡(時間帯問わず)

産院に電話するときに伝えること

電話で伝えること
今何週何日か
陣痛の間隔と強さ
おしるし・破水の有無
赤ちゃんの動きの様子

入院前にやっておくこと

出発前チェック
入院バッグの最終確認
パートナーへの連絡
タクシー・車の手配
食事(軽めに・食べられるなら)
髪をまとめる・コンタクトを外す
編集部
編集部
Amaria Editor 「陣痛が来た!」と焦って何も持たずに出発してしまう方がいます。入院バッグはすぐ持ち出せる場所に準備しておきましょう🌿

3. 入院〜分娩室へ

1
受付・入院手続き

診察券・母子手帳・保険証を提出します。

2
内診

子宮口の開き・赤ちゃんの位置を確認します。

3
分娩監視装置の装着

赤ちゃんの心拍・陣痛の強さを継続的に確認します。

4
点滴の確保・入院着への着替え

必要に応じて点滴ルートを確保します。

5
陣痛室または分娩室へ

施設によって陣痛室と分娩室が分かれている場合があります。

子宮口の開き具合と分娩の進み

子宮口の開き状態
0〜3cm分娩開始期・まだ時間がかかることが多い
4〜7cm分娩活動期・陣痛が強くなってくる
8〜10cm分娩移行期・もうすぐ全開大
10cm(全開大)いきんでいい状態
編集部
編集部
Amaria Editor 「子宮口が3cmしか開いていない…まだかかるの?」と落ち込む方もいますが、個人差が大きいのでマイペースでOK。赤ちゃんも頑張っています🌿

4. 分娩の流れ(第1期〜第3期)

分娩は医学的に3つの段階に分かれています。

第1期|子宮口が全開になるまで 初産婦:平均10〜15時間 / 経産婦:平均5〜8時間

陣痛の間隔が短くなり、強さが増していく段階です。

第1期の過ごし方
痛みの合間に休む・眠れるなら眠る
水分をこまめに摂る
体勢を変える・歩く・四つん這いなど楽な姿勢を探す
呼吸法(ゆっくり深呼吸)を意識する
パートナーにそばにいてもらう
編集部
編集部
Amaria Editor 「痛みに耐えるだけ」でなく、「体が赤ちゃんを出す準備をしている」と意識すると少し気持ちが楽になることがあります。助産師さんに声をかけてもらいながら、一緒に乗り越えていきましょう🌿
第2期|全開大〜赤ちゃん誕生まで 初産婦:平均1〜2時間 / 経産婦:平均30分〜1時間

子宮口が全開になり、赤ちゃんが産道を下りてくる段階です。「いきんでいい」と言われたらいきみます。

いきみ方のポイント
陣痛の波に合わせていきむ
息を止めて下に力を入れる
陣痛と陣痛の間は力を抜いて休む
「フーッ」と息を逃がすこともある(助産師の指示に従う)
会陰切開について

赤ちゃんの頭が出てくる際に、会陰部(膣と肛門の間)を切開することがあります。すべての方に行うわけではなく、必要と判断された場合に行います。

第3期|胎盤の娩出 赤ちゃん誕生後・数分〜30分以内

赤ちゃんが生まれた後、数分〜30分以内に胎盤が娩出されます。軽くいきむか、子宮が収縮することで自然に出てきます。

5. 赤ちゃん誕生の瞬間

内容タイミング
産声生まれてすぐ
へその緒を切る生まれてすぐ(パートナーが切ることも)
赤ちゃんの確認体重・身長・アプガースコア測定
早期母子接触希望すればすぐに胸の上に抱くことができる
初回授乳状態が安定していれば早期に
アプガースコアとは

生まれた直後の赤ちゃんの状態を評価するスコアです。心拍・呼吸・筋緊張・刺激への反応・皮膚の色を各2点で評価し、合計10点満点で表します。7点以上が正常とされます。

編集部
編集部
Amaria Editor 赤ちゃんを初めて胸に抱いたその瞬間——言葉にならないほどの感動があります。すぐに泣けなくても、感動しなくても、それも自然なことです。疲れ果てていても、それだけ頑張った証です🌸

6. 産後すぐ(分娩室)

出産後も、しばらく分娩室または回復室で過ごします。

時間内容
出産直後胎盤娩出・会陰縫合・出血量の確認
〜2時間分娩室で安静・出血・血圧・子宮収縮の確認
授乳開始状態が安定していれば早期授乳
病室へ移動状態が安定したら
⚠ 出血について

出産後は一定量の出血(悪露)が続きます。大量の出血・強い腹痛がある場合は医療スタッフにすぐ伝えてください。

7. 産後入院中の流れ

日数状態・内容
産後1日目安静・授乳練習・赤ちゃんの検査
産後2〜3日目沐浴指導・授乳指導・シャワーOK
産後4〜5日目退院前の健診・退院指導
退院日赤ちゃんの退院診察後に退院
入院中にやっておくべきこと
授乳の練習:助産師さんに積極的に相談する
沐浴の練習:退院前に必ず体験しておく
赤ちゃんのお世話の基本:おむつ替え・抱き方など覚えておく
体を休める:赤ちゃんが寝ているときに一緒に休む
出生届の準備:出産後14日以内に提出が必要
編集部
編集部
Amaria Editor 入院中は「うまく授乳できない」「赤ちゃんが泣き止まない」と焦ることが多いですが、助産師さんに何でも聞いてOK。聞きにくいことも遠慮なく。それが入院中の一番の特権です🌿

8. 退院後の生活

退院直後に必要な手続き

手続き期限提出先
出生届出産後14日以内市区町村の窓口
健康保険への加入できるだけ早く勤務先または市区町村
児童手当の申請出生後できるだけ早く市区町村の窓口
出産育児一時金の申請出産後2年以内健康保険組合等
産後の体の回復
産後1ヶ月は無理をしない・家事は最低限
悪露(産後の出血)は4〜6週間程度続く
産後1ヶ月健診で体の回復を確認
産後うつのサインに注意(気持ちが沈む・涙が止まらないなど)
⚠ 退院後にこれらの症状が出たらすぐ産院に連絡

大量の出血・強い腹痛・38度以上の発熱・傷の異常がある場合は、すぐに産院に連絡してください。

9. Amariaまとめ

「出産は、あなたと赤ちゃんが一緒に乗り越える最初の大仕事」

陣痛の痛みも、長い待ち時間も、いきむ苦しさも——全部赤ちゃんに会うためのプロセスです。「怖い」「自信がない」そう思うのは当然のことです。でも、体はちゃんと知っています。産む力は、最初からあなたの中にあります🌸

  • 陣痛間隔が初産婦10分・経産婦15〜20分になったら産院に電話
  • 破水したらすぐ横になって産院に電話。時間帯問わず連絡OK
  • 入院後は内診→監視装置→陣痛室/分娩室の流れ
  • 分娩は第1期(子宮口全開まで)・第2期(誕生まで)・第3期(胎盤娩出)の3段階
  • 産後2時間は分娩室で安静・状態確認。その後病室へ
  • 退院後は出生届(14日以内)・健康保険加入・児童手当申請を忘れずに

Amariaはいつも、あなたの隣にいます🌸

10. よくある質問(Q&A)

Q
陣痛はどのくらい痛いですか?
A
個人差が非常に大きく、「生理痛の強いもの」から「想像を絶する痛み」まで様々です。痛みの感じ方は人それぞれで、同じ人でも出産ごとに異なります。
Q
分娩中にトイレに行きたくなったらどうすれば?
A
分娩が進んでいない段階であればトイレに行けます。進んできたら看護師・助産師に伝えてください。
Q
分娩中に食事はできますか?
A
施設によって異なりますが、陣痛が本格化する前であれば軽食が取れることが多いです。本格的な陣痛中は水分程度になることがほとんどです。
Q
パートナーは分娩室に入れますか?
A
多くの施設で立ち会いが可能ですが、施設・状況によって異なります。希望する場合は事前に確認しておきましょう。
Q
産後いつからシャワーできますか?
A
自然分娩の場合、多くの施設で翌日〜2日目からシャワーが可能です。湯船は産後1ヶ月健診で許可が出てからが目安です。

11. 次に読む記事

⚠ 免責事項・医療に関するご注意
本記事はAmaria編集部が、厚生労働省・日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会・e-ヘルスネットの公開情報をもとに作成した情報提供記事です。個人の医療判断・診断・治療の代替となるものではありません。出産に関する疑問は、担当の産婦人科医・助産師にご相談ください。
References
  • 厚生労働省「妊娠・出産について」www.mhlw.go.jp
  • 日本産科婦人科学会「分娩の知識」www.jsog.or.jp
  • 日本産婦人科医会 一般向け情報
  • e-ヘルスネット(厚生労働省)
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